お湯が出ない、そんな日は・・・。
2003年2月27日 ほんの2時間前の話。夕飯を食べたあと、小一時間ほど勉強をして、お風呂場へと向かったのだった。
いつもと変わらぬ動作。替えの下着をカゴに投げ込むと、そのまま脱ぎ捨て、下着一枚になり、いったん、姿勢を正し、呼吸を整える。
沈黙すること数秒・・・。
そして、次の瞬間。勢いよく足元まで下着を一気に降ろし、そのまま上体を起こして左足を抜く。更に、右足首にカカッタ下着を蹴り上げ、空に舞った所を、右手で叩く様に掴み取る。
僕 :「キマッタ・・・。パーフェクト・パ
フォーマンス!これぞ、平凡な日常の
一場面から生まれる、最高の瞬間芸。
我こそが、正真正銘のファンタジス
タ・・・」
と、まぁ、つまらない事を成功させて、鼻歌を歌いながら、上機嫌で風呂の扉を開ける。そして、シャワーを浴びる為に、蛇口をヒネッテみたのだが・・・。
蛇口:「ヒョロ、ヒョロ、ヒョロ・・・」
お湯が出ないじゃ、アッ!りませんか。何度、蛇口をヒネッテもヒネッテも、お湯が出ないじゃ、アッ!りませんか・・・。
そんな訳で、僕は、スッポンポンで10分ほど、蛇口をヒネヒネしてみたのだが、結果は変わらず。冷えきった身体で風呂場を出ると、脱ぎ捨てた”あの下着”を再び身に付け、近所の銭湯へ、出かけたのだった。
銭湯・・・。できれば、行きたくなかった。なぜなら、僕の家の近所の銭湯には、スタローンと僕達(地元の友人達)が、勝手に名前を付けて呼んでいる、マッチョで毛むくじゃらな、白人男性が常連だからである。
これは、僕が高校生の時の話。友人とこの銭湯に行った時に、スタローンと始めて出会ったのである。それまでも、でかい風呂にたまには入りたいという小市民の願いから、度々、この銭湯を訪れていた。そして、その日もそんな訳で、銭湯に行ったのである。
僕と友人は、服を脱ぎ銭湯に入ると、椅子と桶を持っていき、シャワーを浴び始めた。そして、身体を洗い終え、頭を洗い始めると、しばらくして、背後で湯舟に浸かりながら、僕の背中に熱い視線を送る人物を発見したのである。それが、スタローンだった。最初は、気のせいだと思ったのだが、しばらくして、それが確信へと変わっていった・・・。
僕は、身体を頭を洗い終えると、スタローンから離れた別の湯舟に入った。すると、それを、見たスタローンは、湯舟を出ると、僕の入っている湯舟にやってきて、隣に座ったのである。僕は、まさかとは思ったのだが、そこを出て、外の露天風呂もどきに入浴しなおしたのだった。ばってん、それが間違いだった。この露天風呂もどきは、無理矢理つくった感の強い、かなり小さいもので、ここにもスタローンがやってきて、ついには二人きりになってしまったのだ。
スタ:「フフ〜ン・」
僕 :「ウウ・・・」
触れあう肩と肩。僕の緊張はピークに達していた。危ない、危なすぎる。逃げなくては、逃げなくては・・・。そうは言っても、恐怖のあまり身体が動かないのだ・・・と、その時、扉の開く音が聞こえたのだ。
ガラガラガ
友人:「もう、出ようぜ!」
僕 :「う、うん」
今となれば、かれこれ十年来の知り合いだが、この友人にその時ほど感謝した覚えはない。僕は、素早く逃げるように、その場を立ち去ったのだった・・・。
それからというもの、何度か銭湯で出くわしたスタローン。その度に、僕は細心の注意を払い、難を逃れてきた。そして、今日、またも・・・、と言いたい所だが、今日はスタローンは、いなかったのだった。
めでたし、めでたし。
今日は、ここまで・・・ つづく。
・今日の勉強時間
化学
生物
日本史
合計 5時間
日本史は、まだ途中です・・・。日本史って、やはり量が多いです。しかし、自分は、何故か地理が苦手なのです。
いつもと変わらぬ動作。替えの下着をカゴに投げ込むと、そのまま脱ぎ捨て、下着一枚になり、いったん、姿勢を正し、呼吸を整える。
沈黙すること数秒・・・。
そして、次の瞬間。勢いよく足元まで下着を一気に降ろし、そのまま上体を起こして左足を抜く。更に、右足首にカカッタ下着を蹴り上げ、空に舞った所を、右手で叩く様に掴み取る。
僕 :「キマッタ・・・。パーフェクト・パ
フォーマンス!これぞ、平凡な日常の
一場面から生まれる、最高の瞬間芸。
我こそが、正真正銘のファンタジス
タ・・・」
と、まぁ、つまらない事を成功させて、鼻歌を歌いながら、上機嫌で風呂の扉を開ける。そして、シャワーを浴びる為に、蛇口をヒネッテみたのだが・・・。
蛇口:「ヒョロ、ヒョロ、ヒョロ・・・」
お湯が出ないじゃ、アッ!りませんか。何度、蛇口をヒネッテもヒネッテも、お湯が出ないじゃ、アッ!りませんか・・・。
そんな訳で、僕は、スッポンポンで10分ほど、蛇口をヒネヒネしてみたのだが、結果は変わらず。冷えきった身体で風呂場を出ると、脱ぎ捨てた”あの下着”を再び身に付け、近所の銭湯へ、出かけたのだった。
銭湯・・・。できれば、行きたくなかった。なぜなら、僕の家の近所の銭湯には、スタローンと僕達(地元の友人達)が、勝手に名前を付けて呼んでいる、マッチョで毛むくじゃらな、白人男性が常連だからである。
これは、僕が高校生の時の話。友人とこの銭湯に行った時に、スタローンと始めて出会ったのである。それまでも、でかい風呂にたまには入りたいという小市民の願いから、度々、この銭湯を訪れていた。そして、その日もそんな訳で、銭湯に行ったのである。
僕と友人は、服を脱ぎ銭湯に入ると、椅子と桶を持っていき、シャワーを浴び始めた。そして、身体を洗い終え、頭を洗い始めると、しばらくして、背後で湯舟に浸かりながら、僕の背中に熱い視線を送る人物を発見したのである。それが、スタローンだった。最初は、気のせいだと思ったのだが、しばらくして、それが確信へと変わっていった・・・。
僕は、身体を頭を洗い終えると、スタローンから離れた別の湯舟に入った。すると、それを、見たスタローンは、湯舟を出ると、僕の入っている湯舟にやってきて、隣に座ったのである。僕は、まさかとは思ったのだが、そこを出て、外の露天風呂もどきに入浴しなおしたのだった。ばってん、それが間違いだった。この露天風呂もどきは、無理矢理つくった感の強い、かなり小さいもので、ここにもスタローンがやってきて、ついには二人きりになってしまったのだ。
スタ:「フフ〜ン・」
僕 :「ウウ・・・」
触れあう肩と肩。僕の緊張はピークに達していた。危ない、危なすぎる。逃げなくては、逃げなくては・・・。そうは言っても、恐怖のあまり身体が動かないのだ・・・と、その時、扉の開く音が聞こえたのだ。
ガラガラガ
友人:「もう、出ようぜ!」
僕 :「う、うん」
今となれば、かれこれ十年来の知り合いだが、この友人にその時ほど感謝した覚えはない。僕は、素早く逃げるように、その場を立ち去ったのだった・・・。
それからというもの、何度か銭湯で出くわしたスタローン。その度に、僕は細心の注意を払い、難を逃れてきた。そして、今日、またも・・・、と言いたい所だが、今日はスタローンは、いなかったのだった。
めでたし、めでたし。
今日は、ここまで・・・ つづく。
・今日の勉強時間
化学
生物
日本史
合計 5時間
日本史は、まだ途中です・・・。日本史って、やはり量が多いです。しかし、自分は、何故か地理が苦手なのです。
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